身体知研究会

身体技能を言語化する方法論の確立

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更新日 2020-01-24 | 作成日 2015-10-14

身体知研究会

第10回研究会を以下のように開催しました:

  • 日時:2011年9月15日(木)
  • 場所:北陸先端科学技術大学院大学 先端領域社会人教育院 (東京サテライト)(品川駅下車 徒歩約10分)
  • 参加費:無料
  • 後援:北陸先端科学技術大学院大学
  • 予稿集 [LinkIconPDF(xx MB)] SKL-10 (xx pages)]

招待講講: 麻生花帆

題目:舞と邦楽

  • アーティスト・女優
  • 東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程 邦楽囃子専攻修了、三味線音楽系統では初の邦楽博士号を取得する。学部在学中、安宅賞受賞。囃子を藤舎呂船師に師事し、藤舎花帆として、また日本舞踊では松本幸四郎丈に師事し、松本幸妃として活動している。現在では、邦楽や日本舞踊の枠にとどまらず、洋楽や美術、文学等との独自の合作に次々と挑戦し、世界中で和の奏でる魅力を伝える活動を続ける傍ら、女優としても活躍中である。今年8月はサイトウ・キネン・フェスティバル松本へ招聘され、ストラヴィンスキー「兵士の物語」に出演する。藤波が聞き手となって、邦楽の核にあるもの、熟達と言葉の関係などについてお話いただく予定です。
  • 講演記録は現在編集中です(2011/12/15)
  • URL: LinkIcon 麻生花帆 / 藤舎花帆
  • URL:LinkIcon麻生花帆PV

一般講演(2件) 

猪膝 武之(楠本化成, 日本機械学会)
捻りモデルによる新規バッティング理論の提案
[LinkIconPDF(1.6 MB)] SKL-10-01 (pp. 1-pp. 18), 発表スライドLinkIconPDF(5.4MB)]
[概要] 野球におけるバッティング理論の研究には、ほとんどの研究がボールとバットの運動量のみが打球のスピードを決める(従来モデル)として進められてきた。この発表では、第4回研究発表会で発表させていただいた「スポーツにおける股関節稼働域の影響とそのメカニズムおよび応用についての考察」でのバッティングモデル(捻りモデル)に基づいて、ボールとバットの運動量だけでなく体幹から直接ボールに与えられる力積成分を加えたモデルを提案したい。
 体幹からの力積成分については、「従来モデル」ではボールとバットの接触時間が短いことから考慮されてこなかったが、「捻りモデル」に基づくモデルでは重要な要素であり、かつ観察から得られる実際の動作により適していることを示したい。
 また併せて「捻りモデル」から考えられる、具体的な野球能力開発方法についても提案したい。

大武 美保子, 荻原 陽介, 豊田 涼, 阿部 健祐, 太田 順(東京大学人工物工学研究センター)
言語化された身体技能の伝達に関する研究:投球動作スキル伝達による球速変化の解析
[LinkIconPDF(600 KB)] SKL-10-02 (pp. 19-pp. 23)]
[概要] 投球動作を題材に、言語化された球速を上げる身体技能を学習者に伝えることで、実際に球速が有意に向上するかどうかを、介入実験と統計解析により確かめたので報告する。

プログラム(敬称略)

12:50-13:00 開会の挨拶
13:00-13:50 猪膝 武之,
  捻りモデルによる新規バッティング理論の提案
13:50-14:00 休憩
14:00-14:50 大武 美保子,
  言語化された身体技能の伝達に関する研究
14:50-15:00 休憩
15:00-16:30 招待講演 麻生 花帆
16:30-16:45 議論


主査(代表) 藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)
主幹事 諏訪正樹 (慶應義塾大学)
幹事 

  • 古川康一 (嘉悦大学) 
  • 橋詰 謙 (大阪大学) 
  • 大武 美保子(東京大学)
  • 松浦 慶総(横浜国立大学)

問い合わせ先

 skl-reg(at)jaist.ac.jp
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