身体知研究会

身体技能を言語化する方法論の確立

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更新日 2020-01-24 | 作成日 2015-10-14

セミナー「言語と加齢、認知機能低下と認知症」のご案内

Seminar on Language, Aging, Cognitive Decline and Dementia

 この度、本研究会の幹事である大武先生が以下のようなセミナーを企画して下さいました。高齢者の認知機能維持や介護の技能は身体知とも関係があると考えており、第5回の研究会ではケアの研究で知られる西村ユミ先生をお招きするなどしております。大武先生のセミナーは大変よい企画ですので、本研究会との共催とさせていただくことにしました。
 年末のお忙しいときのお誘いとなり恐縮ですが、ご興味ありましたらぜひご参加下さいますようお願いいたします。なお参加される方は大武先生に直接お申し込みください。よろしくお願いいたします。

[日時] 2013年 12月14日(土) 13:00 - 17:30
[場所] 千葉大学西千葉キャンパス 自然科学系総合研究棟1の大会議室(一階)
[交通] JR総武線西千葉駅 または 京成千葉線みどり台駅 より 徒歩10分
[地図] LinkIconhttp://www.nd.chiba-u.jp/ass-contact.html 
[招待講演] スーザン・ケンパー(カンザス大学教授)
[対象] 言語と加齢と認知症の関係、高齢者の認知機能計測評価手法に興味のある方
[関連分野] 心理学、老年学、認知科学、言語学、情報学、人工知能、他
[定員] 100名(要申込、当日のご参加も受け付けます)
[参加費] 無料
[主催] 科学技術振興機構「大規模会話データに基づく個別適合型認知活動支援」プロジェクト
[共催] 人工知能学会第二種研究会「身体知研究会」、「ことば工学研究会」
[後援] 国立情報学研究所 社会的知能発生学研究会

趣旨 

 修道女の人生と脳を対象に、老化を多角的に研究する「ナン・スタディ」は、アルツハイマー病研究に多くの成果をもたらしました。この「ナン・スタディ」の中で、修道女が20歳代で出家する時に決意を表明するために書いた作文の言語的複雑さと、80歳代になった時の認知症発症率が相関することを明らかにした研究は、多くの注目を集めました。この研究において、言語的複雑さの分析を行ったのが、カンザス大学のスーザン・ケンパー教授です。
 本セミナーでは、招待講演にケンパー教授を講師に迎え、加齢が言語使用に与える影響に関する研究を概観頂いた上で、認知機能を反映する言語的特徴を分析する手法、言語的特徴に影響を与える認知課題の実験デザインなどご自身の研究について、話題提供頂きます。さらに、認知症の最新の画像診断手法、認知症高齢者の会話分析、高齢者の認知機能維持向上を目的とする会話支援手法に関する最新の研究について、日本の研究者が話題提供し、議論します。

[プログラム] 敬称略

13:00-15:00
Susan Kemper (Kansas University)
Overview: Language and Aging (概要:言語と加齢)
Methods for Studying Language, Aging, And Dementia
(研究手法:言語と加齢と認知症)
15:00-15:30 休憩、交流
15:30-16:00 
平野 成樹 (千葉大学医学研究院/放射線医学総合研究所)
Bridging symptoms and social networks in Alzheimer's
disease: Recent evidences from neuroimaging study.
16:00-16:30 
濱口 壽子 (聖心女子大学文学部)
Qualitative Analysis of Inter- and Intra-Generational
Discourse in a Geriatric Hospital.
16:30-17:00
大武 美保子 (千葉大学大学院工学研究科)
Cognitive Activity Support via Conversation with Time
Keeping, Visual Aids and Robots
17:00-17:30 参加者紹介、質疑応答、総合討論

主査(代表) 藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)
主幹事 諏訪正樹 (慶應義塾大学)
幹事 

  • 古川康一 (嘉悦大学) 
  • 橋詰 謙 (大阪大学) 
  • 大武 美保子(千葉大学)
  • 松浦 慶総(横浜国立大学)


聴講を希望される場合

参加ご希望の方は、12月13日(金)までに、Eメールにて、お申込み下さいますようお願い申し上げます。

  • 件名は、“セミナー「言語と加齢と認知症」参加申し込み”とし、
  • 本文に、“氏名、所属、本セミナーを知った手段 (メーリングリストなど)”

についてご記入下さい。当日参加も受け付けますが、会場準備の関係で、事前申し込みをお願いします。

申込先・問い合わせ先

大武 美保子(千葉大学准教授)
otake[at]chiba-u.jp
上記 [at] 部分は@マークに置き換えてください