身体知研究会

身体技能を言語化する方法論の確立

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更新日 2026-03-21 | 作成日 2026-01-13

第48回身体知研究会

研究会を以下のように開催いたしました。

  • 日時:2026年3月21日(土) 11:00-17:45(発表件数に応じて前倒しの可能性あり)
  • 場所:ミズノ イノベーションセンター MIZUNO ENGINE(大阪府大阪市住之江区南港北1-12-35)
  • ※今回は、以下の特集テーマの企画、招待講演を予定しています。
  • ※基本は対面開催ですが、リモートの開催も予定しております(リモートは配信中心の予定です)。
  • 発表・聴講申し込みフォーム
  • 参加費:無料
  • 予稿集: LinkIconPDF(33pages, SIG-SKL-48)

企画テーマ:「環境から考える身体知:制約・ゆらぎ・システム」

企画者:児玉 謙太郎(東京都立大学)

本企画では、身体知、及び、運動学習やスキル獲得にアプローチするにあたり、広い意味で「環境」の役割を捉え直したいと思います。ここでいう環境とは、物理的な環境(フィールド、用具など)から、社会的な環境(味方や相手、チーム、指導者など)までを含みます。これら複雑な環境を構成する要素の相互作用により、巧みなプレイやパフォーマンスが成立し、そこでは、個々人の身体的・認知的な特性や、環境、タスクから生じる制約のもと、プレイヤーや指導者は多様で柔軟な知性を発揮しています。これらの考え方の背景には、生態心理学(アフォーダンス理論)や、自己組織化理論に基づく力学系アプローチ、制約主導アプローチなどのシステム論があります。

第48回の企画では、このような広い意味で環境がもたらす制約やゆらぎと身体知の関係について、理論×実践×デザインなどの観点から多角的に議論を展開するためのゲストをお招きします。スポーツ心理学・運動学習科学をご専門とする名古屋大学・横山慶子先生、スポーツ科学・コーチング学をご専門とする筑波大学・中山雅雄先生、そして、今回の会場をご提供いただくミズノ株式会社の田渕規之氏らに、それぞれの立場からご講演いただく予定です。ご講演後には、会場となるミズノ株式会社の研究開発拠点であるMIZUNO ENGINEにて様々な技術のご紹介、デモンストレーション(参加者による体験)も予定しています。

本企画に関わるテーマの研究・実践、及び、広く身体知に関わるテーマの研究・実践をされている方々からも広く発表を募集します。また、ショートの発表枠も募集しますので、研究の構想段階の学生や院生の皆さんの発表も歓迎します。

ゲストスピーカー

  • 中山 雅雄 先生(筑波大学)

    テーマ:「指導の現場から考える環境・制約・実践知」

    概要:サッカーの指導現場における実践経験をもとに、環境や制約が選手の学習やパフォーマンスに与える影響について考察する。理論的枠組みが実践にどのように活かされ、どのような点でズレが生じるのかを、具体的な練習設定や指導事例を通して紹介し、理論と現場をつなぐ実践知のあり方を議論する。

  • 横山 慶子 先生(名古屋大学)

    テーマ:「集団スポーツにおけるシステム論的アプローチ」

    概要:集団スポーツにおけるパフォーマンスを、個人の能力だけではなく、選手間の相互作用や環境との関係性から捉えるシステム論的アプローチを紹介する。特に、力学系アプローチや制約主導アプローチの考え方を踏まえ、練習環境や練習用具のデザイン(パスバンド)の事例を通して、理論と実践の接続について議論する。

  • 田渕 規之 氏(ミズノ株式会社)

    テーマ:「身体知を助けるスポーツメーカーの技術-身体の機能を知る,身体の機能を拡張する,環境を作る-」

    概要:スポーツメーカーの研究開発の立場から、身体知を支える技術や環境づくりについて紹介する。身体機能の計測、拡張、フィールド環境のデザインといった観点から、複数の技術事例を概説し、一部の技術についてデモンストレーション、参加者体験を予定している。

プログラム

11:00-11:05 開会

セッション1(座長:清水大地(神戸大学))


  • 11:05〜11:25「バランス訓練におけるCOP-COM距離の時系列推移の可視化による観察支援システムの開発」(発表ID:SKL-48-01)
    • 佐藤侑樹(岩手県立大学大学院)・松田浩一(岩手県立大学大学院)
    • 発表12分+質疑8分
    • LinkIconPDF
  • 11:25〜11:45「一人称研究を用いた自己評価の開発」(発表ID:SKL-48-02)
    • 須谷弥生(大阪成蹊大学)
    • 発表12分+質疑8分
    • LinkIconPDF
  • 11:45〜12:25「わたしが形創られるとき-"まとう"知の記録によるアートベース・リサーチ-」(発表ID:SKL-48-03)
    • 古屋千紘(筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類)・松原正樹(筑波大学 図書館情報メディア系)
    • 発表25分+質疑15分
    • LinkIconPDF
  • 12:25〜12:50 デモ①

セッション2(座長:堀内隆仁(東京都立大学))


  • 12:50〜13:10「アメリカンフットボール試合観戦者の身体知形成プロセス―「からだメタ認知」の視座に基づく観戦体験の質的構造化 ―」(発表ID:SKL-48-04)
    • 菊地康介(筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類)・松尾博一(筑波大学 体育系)・松原正樹(筑波大学 図書館情報メディア系)
    • 発表12分+質疑8分
    • LinkIconPDF
  • 13:10〜13:50「環境に計算させる知能」(発表ID:SKL-48-05)
    • 中島秀之(札幌市立大学)・諏訪正樹(慶應義塾大学環境情報学部)
    • 発表25分+質疑15分
    • LinkIconPDF

休憩(13:50-14:10)

特集企画(企画:児玉謙太郎(東京都立大学))


  • 14:10〜14:20 企画趣旨
  • 14:20〜15:00 ゲスト講演「指導の現場から考える~環境・制約・実践知」
    • 中山雅雄 先生(筑波大学))
  • 15:00〜15:40 ゲスト講演「集団スポーツにおけるシステム論的アプローチ」
    • 横山慶子 先生(名古屋大学)

休憩(15:40-15:50)

  • 15:50〜17:15 デモ②(ミズノ株式会社・田渕規之氏らによる説明と体験)
  • 17:15〜17:45 総合議論

17:45 閉会

懇親会(18:30-)

発表・聴講募集

  • 発表申込期限:2026年2月21日(土)
  • 原稿提出期限:2026年3月14日(土)
  • 聴講申込期限:2026年3月1日(日)
  • 研究会開催日:2026年3月21日(土)

発表原稿

研究会資料はPDF形式で研究会Webサイトにて公開します。
原稿フォーマットはA4サイズで1ページ」から受け付けます(最大8ページまでです。)。

人工知能学会 研究会スタイル・ファイルをご利用ください。
http://www.ai-gakkai.or.jp/sig/announce/sig-style/
原稿提出が間に合わない場合は研究会後(7日後までに)の提出でもかまいません。

【発表原稿の提出先】
jimu(at)sigskl.org
左記(at)部分は@マークに置き換えてください。

発表または聴講を希望される方

発表申込期限、聴講申込期限までに下記のフォームに必要事項を記入してお送りください。 また、会場のサイズに制限がありますため、聴講希望については、全ての方のご希望を受け付けることが難しい場合がございます。 場合によりお断りのご連絡を入れる可能性があること、ご承知の上でお申し込みいただけますと幸いです。

発表は通常の40分(発表25分,質疑応答15分)の他にショート20分(発表12分,質疑応答8分)も受け付けます.
ショートの発表では,学生・院生の構想段階の研究等も大歓迎です.

発表・聴講申し込みフォーム

SIG-SKL 身体知研究会

主査(代表) 松浦 慶総 (横浜国立大学)
主幹事 大海 悠太 (東京工芸大学)

幹事
伊藤 毅志 (電気通信大学)
今宿未悠(詩人・パフォーマンスアーティスト)
榎本 美香(東京工科大学)
香山 瑞恵(信州大学)
児玉 謙太郎 (東京都立大学)
清水 大地 (東京大学)
白水 始 (国立教育政策研究所)
諏訪 正樹 (慶應義塾大学)
永井 孝(ものつくり大学)
堀内 隆仁(東京都立大学)
松田 浩一 (岩手県立大学)
松原正樹(筑波大学)
山田 雅之(九州工業大学)

連絡委員
橋詰 謙 (大阪大学)
藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)

問い合わせ先

jimu(at)sigskl.org
上記(at)部分は@マークに置き換えてください。

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