第49回身体知研究会
研究会を以下のように開催いたしました。
- 日時:2026年7月26日(日) 12:30-18:00
- 場所:東京工科大学蒲田キャンパス12号館M512
- ※気功のワークは対面のみ、その他講演はリモートも予定しております(リモートは配信中心の予定です)。
- ※気功のワークは、普段通りの格好で大丈夫ですが、(ジーンズやスカート以外の)動きやすい格好をおすすめします。
- ※今回は、以下の特集テーマの企画、招待講演を予定しています。
- 発表・聴講申し込みフォーム
- 参加費:無料
- 予稿集:
PDF(24pages, SIG-SKL-49)
企画テーマ:「気功体験から考える身体知研究の方法論 —意念・気感といった一人称的経験をいかに研究するか」
企画者:松原 正樹(筑波大学)
身体知の研究において、実践者が確かに感じている主観的な感覚—気功でいう意念や気感のような—を、私たちはどのように記述し、他者と共有し、学術的な議論の対象としうるのでしょうか。直接観察できず、論理的な説明も容易でないこうした一人称的経験をいかに研究の俎上に載せるかは、身体知研究にとって根源的な問いであり続けてきました。あわせて、そうした身体感覚を学習者にどのように伝え、育んでいくのかという身体知教育の観点もまた、この問いと分かちがたく結びついています。
第49回研究会では、この問いを気功という身体実践を出発点に考えます。『総合智への方法論 ~インテグリティーとインティマシーの軛を超えて』の著者であり、知の統合のあり方を問うてこられた大庭良介先生(筑波大学)と、大学体育の場で長年にわたり一般の学生に向けて気功やボディワークなどの身体技法を伝えてこられた円笑庵の遠藤卓郎先生(元筑波大学)をお招きします。
今回はご講演に加え、参加者の皆様に実際に気功やボディワークを体験していただく時間を設ける予定です。頭で理解するのではなく自らの身体で感じ取るという経験を共有したうえで、そうした主観的経験をいかに研究として、また教育として扱いうるのか、フロアを交えてざっくばらんに議論したいと考えています。
また、上記企画テーマに関連する発表にこだわらず、広く身体知に関する研究も歓迎します。今年度も昨年度から継続し、ショートの発表枠も募集するため、研究の構想段階の学生や院生の発表についても歓迎いたします。
招待講演者
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大庭 良介(筑波大学)
テーマ:「気功体験をいかに研究するか――調律的方法による身体知研究の再構成」
気功における意念や気感は、多くの実践者で実感・共有される一方で、直接観察や客観的測定が容易ではないため、従来の科学的方法のみでは十分に扱うことが難しい。本発表では、この問題を「気とは何か」という存在論的問いではなく、「気をいかなる方法論によって研究対象とし得るのか」という認識論・方法論の問題として捉え直す。まず、トーマス・カスリスのインテグリティーとインティマシーの指向性を認識形式論として再構成し、①科学的方法、②人文学的方法、③型的方法、④調律的方法という四つの方法論を導出する。その上で、調律的方法を、主体と対象との関係性や相互作用そのものを探究する方法論として位置づける。気を固定的実体としてではなく、人・身体・環境の相互貫入の中で経験される調律対象として捉えることで、気感のような一人称的経験を研究・教育の対象として扱うための理論的枠組みを提示する。
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遠藤 卓郎(円笑庵・元筑波大学)
テーマ:「気功・ボディワーク体験ワークショップ」(※対面のみ)
プログラム
第1部(一般発表・受賞記念講演)(座長:休憩前-堀内隆仁(都立大)、休憩後-永井孝(ものつくり大)
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12:30〜12:35 オープニング
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12:35〜13:15「インプロ(即興演劇)を用いた身体知研究の方法論:一人称的経験・二人称的相互作用・三人称的記述の往還」(発表ID:SKL-49-01)
- 古新 舜(JAIST支援機構/東京電機大学/コスモボックス株式会社)
PDF
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13:15〜13:55「ドローイング学習支援システムにおけるストロークソート提示機能のための外形完成時刻推定に関する基礎的検討」(発表ID:SKL-49-02)
- 針谷 美羽・永井 孝・香山 瑞恵(信州大学大学院)
PDF
休憩(13:55-14:05)
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14:05〜14:45「閉所における動的な居心地生成―一人称研究に基づく循環モデルの検討―」
- 久保 陽平・松原 正樹(筑波大学)
PDF
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14:45〜15:00 各賞表彰および受賞記念講演
- 古川記念賞:第48回 古屋 千紘・松原 正樹 「わたしが形創られるとき-"まとう"知の記録によるアートベース・リサーチ-」
- 若手奨励賞:第46回 若林 実奈・田中 拓海 「運動パターンの操作が踊りの審美評価と自然さに与える影響:鑑賞者の経験による比較」
休憩(15:00-15:10)
第2部(招待講演・気功ワーク)座長:松原正樹(筑波大学)
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15:10〜15:20 企画趣旨
- 松原 正樹(筑波大学)
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15:20〜16:00 招待講演「気功体験をいかに研究するか――調律的方法による身体知研究の再構成」
- 大庭 良介(筑波大学)
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16:00〜16:10 会場セッティング
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16:10〜17:20 気功・ボディワーク体験ワークショップ
- 遠藤 卓郎(円笑庵・元筑波大学)
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17:20〜17:50 全体質疑・ディスカッション
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17:50〜18:00 片付け・クロージング
懇親会(18:30-)
発表・聴講募集
- 発表申込期限:2026年7月17日(金)
- 原稿提出期限:2026年7月24日(金)
- 聴講申込期限:2026年7月24日(金)
- 研究会開催日:2026年7月26日(日)
発表原稿
研究会資料はPDF形式で研究会Webサイトにて公開します。
原稿フォーマットはA4サイズで1ページ」から受け付けます(最大8ページまでです。)。
人工知能学会 研究会スタイル・ファイルをご利用ください。
http://www.ai-gakkai.or.jp/sig/announce/sig-style/
原稿提出が間に合わない場合は研究会後(7日後までに)の提出でもかまいません。
【発表原稿の提出先】
jimu(at)sigskl.org
左記(at)部分は@マークに置き換えてください。
発表または聴講を希望される方
発表申込期限、聴講申込期限までに下記のフォームに必要事項を記入してお送りください。 また、会場のサイズに制限がありますため、聴講希望については、全ての方のご希望を受け付けることが難しい場合がございます。 場合によりお断りのご連絡を入れる可能性があること、ご承知の上でお申し込みいただけますと幸いです。
発表は通常の40分(発表25分,質疑応答15分)の他にショート20分(発表12分,質疑応答8分)も受け付けます.
ショートの発表では,学生・院生の構想段階の研究等も大歓迎です.
SIG-SKL 身体知研究会
主査(代表) 松浦 慶総 (横浜国立大学)
主幹事 大海 悠太 (東京工芸大学)
幹事
伊藤 毅志 (電気通信大学)
今宿未悠(詩人・パフォーマンスアーティスト)
榎本 美香(東京工科大学)
香山 瑞恵(信州大学)
児玉 謙太郎 (東京都立大学)
清水 大地 (東京大学)
白水 始 (国立教育政策研究所)
諏訪 正樹 (慶應義塾大学)
永井 孝(ものつくり大学)
堀内 隆仁(東京都立大学)
松田 浩一 (岩手県立大学)
松原正樹(筑波大学)
山田 雅之(九州工業大学)
連絡委員
橋詰 謙 (大阪大学)
藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)
問い合わせ先
jimu(at)sigskl.org
上記(at)部分は@マークに置き換えてください。

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